私たちは、繁栄を求め続けた20世紀から、かけがいのない自然環境と限りあるエネルギー資源の活用の上に成り立つ豊かな暮らしとの調和を求める21世紀を迎えました。その初頭に立ち、人類の存在基盤に関わる、エネルギーや環境という最も重要な課題について今こそ真剣に考える時と認識します。

　 しかも、21世紀の主役となる子どもたちこそが、この課題に対し主体的に自らの問題として考え、学ばなければ、「エネルギーと環境の世紀」といわれる21世紀の明るい展望は切り開けないと確信します。

　 これに対し私たちは、学校・家庭・地域社会の相互連携を図る中で、子どもたちへのエネルギー・環境教育がいかに重要であるかを十分に認識し、あらゆる機会をとらえてその支援に取り組みたいと考えます。

　 こうした観点に立ち、多様なエネルギー・環境教育の推進を図ることを目的に、また、エネルギー・環境教育に関心を持つ教育関係者の研究・交流の場として、エネルギー・環境教育研究委員会を立ち上げるものです。

[平成14年2月25日]