北海道エナジートーク21
北海道エネルギー環境教育研究委員会
ご意見・お問い合せ


Top Page 趣意書 活動報告 Link


平成23年11月11日(金)・12日(土)開催

創立10周年記念
第4回北海道エネルギー環境教育研究大会 札幌大会

 北海道エネルギー環境教育研究委員会は、校種や教科の異なる先生方が中心となって「エネルギー環境教育」について協同研究している全国にも類のない特色ある委員会であります。

 さて、本委員会は、21世紀を担う子どもたちがエネルギーや環境について主体的に学び・考え、「生きる力」を身に付けることができるための研究と日常実践を推進し、今年度節目となる10周年を迎えました。創立以来継続した研究ができましたのは、多くの皆様方からのご支援のおかげと深く感謝申し上げます。

 つきましては、創立10周年を記念し、これまでの取組と成果を全道の皆様に発信すべく、第4回北海道エネルギー環境教育研究大会札幌大会を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。

 時節柄、何かとご多用のこととは存じますが、たくさんの皆様に参加していただき、研究授業を通して「エネルギー環境教育」について熱心な話し合いをしてくださいますようよろしくお願い申し上げます。

『研究主題』「生きる力」を培うエネルギー環境教育の実践〜持続可能な社会をめざし、自ら行動する力を育むエネルギー環境教育〜

主催 北海道エネルギー環境教育研究委員会
後援 北海道教育委員会、札幌市教育委員会、北海道小学校長会、
北海道中学校長会、北海道高等学校長協会、札幌市小学校長会、
札幌市中学校長会、札幌市高等学校・特別支援学校長会、
北海道PTA連合会、札幌市PTA協議会、
日本エネルギー環境教育学会、エネルギー環境教育情報センター
期日 平成23年11月11日(金)・12日(土)
会場

1日目:札幌市立中央中学校(札幌市中央区北4条東3丁目)

2日目:ホテルライフォート札幌(札幌市中央区南10条西1丁目)

講話 澁澤文隆氏 信州大学 教育学部教授 澁澤 文隆 氏
記念講演 東嶋和子氏 科学ジャーナリスト 東嶋 和子 氏
演題「21世紀の環境とエネルギーを考える」
参加費 無料
※なお、レセプションに出席の方は当日会場にて参加費2,000円を徴収いたします。
研究発表 栄養教諭 青鬼 和恵 氏(札幌市立清田南小学校)
日程:1日目(11月11日)札幌市立中央中学校
12:00〜
12:30
受付
12:30〜
13:20
開会式(50分間)
13:20〜
13:30
休憩
13:30〜
14:15

公開授業 1 【小学校】(45分間)

A 社会科4年 小森 広幸 先生 札幌市立幌東小学校
B 理科6年 狩野 量 先生 札幌市立南郷小学校
C 家庭科6年 鈴木 愛沙 先生 札幌市立幌南小学校
14:15〜
14:30
休憩
14:30〜
15:20

公開授業 2 【中学校、高等学校】(50分間)

・中学校
D 社会科3年 村上 志行 先生 札幌市立上篠路中学校
E 理科2年 岩本 明子 先生 札幌市立柏丘中学校
F 技術・家庭科
3年
川崎 勉 先生
名久井 あけ美 先生
札幌市立中央中学校
G 道徳1年 高原 健 先生 札幌市立星置中学校

・高等学校
H 理科(地学)
3年
松田 義章 先生 北海道札幌あすかぜ高等学校
公開授業の
詳細はこちらをクリック
15:20〜
15:30
休憩
15:30〜
16:50
授業分科会(80分間)
19:00〜 レセプション(会場:ホテルライフォート札幌)
日程:2日目(11月12日)ホテルライフォート札幌
08:30〜
09:00
受付
09:00〜
10:00
授業分科会報告(60分間)
10:00〜
10:20
研究発表(20分間)
10:20〜
11:10
講話(50分間)
11:10〜
11:25
休憩
11:25〜
12:45
記念講演(80分間)
12:45〜
13:00
閉会式(15分間)

back

●公開授業・研究発表 単元名と内容紹介

・公開授業1【小学校】

A 【社会4年】授業者:小森 広幸(札幌市立幌東小学校)

単元名「安全なくらしとまちづくり」 中単元3「雪とくらす」

 今回の授業では、雪と一緒に暮らしている私たちが、排除するしかなかった雪を、エネルギーとしてもっと利用できないかということに迫っていく場面を公開します。モエレ沼公園のピラミッド内に雪を搬入する様子から「雪冷房システム」を例として取り上げ、雪を上手に活用して夏季の冷房に役立てていることを調べる中で、自然エネルギー活用について考えさせていくとともに、これからの「雪」の可能性について探っていきます。


B 【理科6年】授業者:狩野 量(札幌市立南郷小学校)

単元名「電気の利用」

 実際には目に見えない『電気』の作り方や変換方法を学習することで、日常生活の中でのエネルギー利用について深く見つめ直すきっかけとしたいです。今回の授業では、火力発電実験器を用いて発電をする中で「電気を作るためにはたくさんのエネルギーが必要なこと」を実感すると同時に、エネルギー資源をどう残していくのか…現代生活において必要不可欠である『電気』をどう使っていくべきなのか…未来を担う子どもたちの、新しい視点で考える姿に期待しています。


C 【家庭科6年】授業者:鈴木 愛沙(札幌市立幌南小学校)

題材名「くふうしよう!季節に合うくらし」〜自然の力を生かした住まい方を〜

 自分や家族の健康と住まい方に焦点を絞り、冬を快適に過ごすための工夫について考えられるよう題材の指導計画を構成しています。本時では教室の温度と照度を調べることを中心に活動を展開します。冬を快適に過ごすための工夫について考える次時へとつながる活動です。教室の様々な場所の温度や照度を比較することで、子どもたちが日光の力を実感できるようにしたいと考えています。


back

・公開授業2【中学校】

D 【社会科3年】授業者:村上 志行(札幌市立上篠路中学校)

単元名「日本経済の課題」

 今回の授業では、たくさんのエネルギー資源を使って経済の発展が維持されている現代社会のジレンマに視点を置き、持続可能な社会を形成していくために、自分たちの身近な生活の中で、どのようなことができるかを考え、実際に取り組むことで、エネルギー資源のあり方への関心を高め、主体的に社会に参画しようとする態度を育てていきます。


E 【理科2年】授業者:岩本 明子(札幌市立柏丘中学校)

単元名「電流とその利用」〜私たちはどのように電気を利用していけばよいか〜

 この単元では、生徒が電気を日常生活と関連付けてとらえ、電気の大切さや、そこから生まれるエネルギー問題にも結びつけて単元構成を行っていきます。本時は本単元の発展として、身近な電気の利用である電球(白熱電球、LED等)の特性を一人一人が実験で確かめます。得られた結果を踏まえ、エネルギー資源の枯渇している現状で自分たちはどのように電気を利用すべきか、どう行動すべきかについて考え、自分なりの意見を持てるようにし、第3学年への学びにつなげます。


F 【技術・家庭科3年】授業者:川崎 勉・名久井 あけ美(札幌市立中央中学校)

題材名「新しい技術とこれからの生活」〜ワイヤレス電送を通して〜

 「電線がなかったら便利だし、火事になったり、びりびり感電したりすることもなくなるよね。」という生徒の発想から、ワイヤレス電送という技術について学びます。その中で、この技術の活用方法を考え、今後開発される様々な技術に対して適切な評価をしながら、実際に活用していく力を育てたいと考えています。技術分野の学習内容ですが、家庭分野の視点で身の回りの生活の問題を取り上げ、理科で学んだ法則を生かして実験で確認し、社会科の広い視点でその技術の活用と環境との関わりについて考えていきます。


G 【道徳1年】授業者:高原 健(札幌市立星置中学校)

内容項目:郷土愛 4-(8)資料名「山口運河」 

 本授業では地域の環境に自分たちがどのように関わっていくかを考えさせる授業にしていきます。導入において本校の「太陽光発電」の写真を見せ、「なぜ太陽光発電」が必要なのか、展開においては、自作の読み物資料「山口運河」を使い、「なぜ運河の清掃や生き物調査が行われるのか」を考えさせる授業にしたいと考えています。さらに「自分たちも地域に生活する人間としてどんなことができるのか」を考えられるようにします。エネルギーの導入から環境教育へと進めていく本授業が、本委員会の研究の視点へと繋がっていくと考えています。


・公開授業2【高等学校】

H 【理科(地学)3年】授業者:松田 義章(北海道札幌あすかぜ高等学校)

単元名「火山とマグマ、エネルギー」

 迫力に満ちた火山活動のDVDを視聴し、実物の火山噴出物の生成のエネルギーという観点を重視して観察、ワークシートにまとめていきます。その中で、生徒に「火山とエネルギー及びその活用」について関心を持たせ、それらについての認識を一層深めさせることをねらった、ちょっと「欲張り」な内容の授業です。ひたむきに学習や課題に取り組む高校生の姿を是非、ご覧ください。


back

・研究発表

【食育5年】栄養教諭:青鬼 和恵(札幌市立清田南小学校)

単元名「エコ名人になろう!」

 「買い物」「調理」「食事」「後片付け」の食事に関わる一連の行動(エコクッキング)を通して、エネルギーや環境を大切にする食生活について学習をしました。調理実習では、生ゴミの処理にもエネルギーがかかっていることを踏まえ、できるだけ残食を出さない「エコ名人No.1」を目指します。また、人口は減少していても世帯数の増加や生活の変化によって、家庭での消費電力は増加傾向にあります。家族の食事のあり方を食育と環境の面から、また日本人の健康と環境について身土不二、地産地消の面から合わせて考えてみました。

※身土不二(しんどふじ)「地元の旬の食品や伝統食が身体に良い。」という意味で、大正時代に「食養会」が創作した。


back

●記念講演

講師 科学ジャーナリスト 東嶋 和子(とうじま わこ) 氏
演題 「21世紀の環境とエネルギーを考える」

【プロフィール】
東嶋和子氏 東京都出身。筑波大学比較文化学類卒業。外務省外交フォーラム外務大臣賞、2010年度原子力学会優秀活動賞を受賞している。原子力委員会の専門委員も務めているなど、環 境・エネルギー、原子力、放射線に関する知識が大変豊富。
最近の講演では、「アンチエイジング」をテーマにしたものや、生活習慣を見直すようなテーマのものも多い。現在、「文藝春秋」に「新・養生訓」を連載中。

【主な著書】
『名医が答える「55歳からの健康力」』(文藝春秋)、「人体再生に挑む」(講談社)「放射線利用の基礎知識」(講談社)、「私たちは、なぜ放射線の話をするのか」(ワック)をはじめ、著書多数。


back

●会場案内

1日目
札幌市立中央中学校
札幌市中央区北4条東3丁目
TEL:011-241-6266 / FAX:011-241-6359
交通機関 地図(札幌市立中央中学校)

・JR「札幌駅」下車
 南口から東に徒歩10分

・地下鉄東西線「バスセンター駅」下車
 北へ徒歩10分

・地下鉄東豊線「札幌駅」下車
 東へ徒歩7分

・地下鉄南北線「札幌駅」下車
 南口から東に徒歩10分

※中央中学校には駐車場がありませんので、公共の交通機関を利用されるか、近隣の駐車場をご利用ください。
2日目及び1日目のレセプション会場
ホテルライフォート札幌 地図(ホテルライフォート札幌)
札幌市中央区南10条西1丁目 中島公園前
TEL:011-521-5211 / FAX:011-521-5215
交通機関
・地下鉄南北線「中島公園駅」下車
 1番出口より徒歩3分
※宿泊の斡旋は大会事務局では取り扱っておりません。
市内には多数の宿泊施設がありますので、各自でご予約の上ご参加ください。

back

●お問い合わせ

<事務局>
〒060-0001 札幌市中央区北1条西5丁目 北一条三井ビル2F
北海道エナジートーク21(内)
北海道エネルギー環境教育研究委員会事務局 (担当)藤井・武田

TEL:011-251-9710/FAX:011-251-3974

back