北海道エナジートーク21
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平成25年11月8日(金)・9日(土)開催

第5回北海道エネルギー環境教育研究大会
札幌大会のご案内(2次)

 北海道エネルギー環境教育委員会は、校種や教科の異なる先生方が中心となって「エネルギー環境」について協同研究している全国にも類のない特色ある委員会であります。

 本委員会は、平成14年に発足し今年度で12年目を迎えました。これまで校種・教科を超えて連携を図りながら、21世紀を担う子どもたちがエネルギーや環境について主体的に学び・考え、「生きる力」を身に付けることができるための研究と日常実践を推進してきました。

 この度、これまでの研究の取組と成果を全道の皆様に発信すべく、第5回北海道エネルギー環境教育研究大会札幌大会を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。

 時節柄、何かとご多用のこととは存じますが、たくさんの皆様に参加していただき、研究授業を通して「エネルギー環境教育」について熱心な話し合いをしてくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

『研究主題』「生きる力」を培うエネルギー環境教育の実践〜持続可能な社会をめざし、自ら行動する力を育むエネルギー環境教育〜

主催 北海道エネルギー環境教育研究委員会
後援 北海道教育委員会、札幌市教育委員会、北海道小学校長会、
北海道中学校長会、北海道高等学校長協会、札幌市小学校長会、
札幌市中学校長会、札幌市高等学校・特別支援学校長会、
北海道PTA連合会、札幌市PTA協議会、
日本エネルギー環境教育学会、
一般社団法人 新・エネルギー環境教育情報センター
期日 平成25年11月8日(金)・9日(土)
会場

1日目:札幌市立発寒南小学校(札幌市西区発寒2条4丁目1-1)

2日目:ホテルライフォート札幌(札幌市中央区南10条西1丁目)

記念講演 山下 宏文 氏
演題「今、エネルギー環境教育に必要なこと」
参加費 無料
※なお、レセプションに出席の方は当日会場にて参加費2,000円を徴収いたします。
日程:1日目(11月8日 金曜日)札幌市立発寒南小学校
12:00〜
12:30
受付
12:30〜
13:20
開会式(50分間)
13:20〜
13:30
休憩
13:30〜
14:30
【授業1時限目】
小学校45分間、中学校50分間
※14:20〜14:30 休憩
13:30〜
14:35
【授業1時限目】
高等学校65分間
14:30〜
15:20
【授業2時限目】
小学校45分間、中学校50分間
15:20〜
15:30
休憩
15:30〜
16:50
授業分科会(80分間)
19:00〜 レセプション(会場:ホテルライフォート札幌)
日程:2日目(11月9日 土曜日)ホテルライフォート札幌
08:30〜
09:00
受付
09:00〜
10:30
授業分科会報告(90分間)
10:30〜
10:40
休憩
10:40〜
12:30
記念講演(100分間)
12:30〜
12:45
閉会式(15分間)
公開授業
校種 記号 時限 教科など 学年 授業者(学校名) 助言者


A 1 社会科 4 橋本 聡一郎
(札幌市立西野第二小学校)
菅野 智広
(札幌市教育委員会指導主事)
B 1 理科 4 元起 克敏
(札幌市立発寒南小学校)
高屋敷 優
(札幌市教育委員会指導主事)
C 2 総合的な
学習の時間
5 徳本 亜美
(札幌市立発寒南小学校)
渋谷 一典
(札幌市教育委員会指導主事)
D 2 家庭科 6 田中 恭子
(札幌市立発寒南小学校)
近 香奈子
(札幌市教育委員会指導主事)


E 1 社会科 2 遠山 博雅
(札幌市立米里中学校)
伊達 峰史
(札幌市教育委員会指導主事)
F 2 理科 3 伊藤 雄一
(北海道教育大学附属札幌中学校)
野田 隆之
(札幌市教育委員会指導主事)
G 1 技術・
家庭科
1 山口 剛
(札幌市立もみじ台中学校)
長谷川 正人
(札幌市教育委員会指導主事)
高等
学校
H 1 物 理 2 中道 洋友
福士 公一朗
(北海道札幌北高等学校)
伊藤 新一郎
(北海道立教育研究所
 附属理科教育センター研究研修主事)

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●記念講演

講師 京都教育大学 教育学部 教授 山下 宏文 (やました ひろぶみ)
演題 「今、エネルギー環境教育に必要なこと」

【プロフィール】
山下 宏文 氏 1982年 東京学芸大学大学院教育学研究科修了
1996年 京都教育大学教育学部助教授
2002年 京都教育大学教育学部教授
2002年 東京大学大学院農学生命科学研究科にて文部科学省内地研究員
2011年 京都教育大学附属高等学校長兼任
日本エネルギー環境教育学会顧問、日本教材学会常任理事。専門は環境教育、社会科教育

【主な著書】
持続可能な社会をめざすエネルギー環境教育の実践(国土社)
エネルギー環境教育の理論と実践(国土社:共著)他多数


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●会場案内

1日目
札幌市立発寒南小学校
札幌市西区発寒2条4丁目1-1
TEL:011-662-2012
FAX:011-661-3130
地図(札幌市立発寒南小学校)
交通機関

・地下鉄東西線「発寒南駅」下車
 2番出口より東へ徒歩3分

・JR「発寒中央駅」下車
 南に徒歩10分

2日目及び1日目のレセプション会場
ホテルライフォート札幌 地図(ホテルライフォート札幌)
札幌市中央区南10条西1丁目 中島公園前
TEL:011-521-5211
FAX:011-521-5215
交通機関
・地下鉄南北線「中島公園駅」下車
 1番出口より徒歩3分
※宿泊の斡旋は大会事務局では取り扱っておりません。
市内には多数の宿泊施設がありますので、各自でご予約の上ご参加ください。

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●公開授業・研究発表 単元名と内容紹介

・公開授業【小学校】

A 【社会4年】授業者:橋本 聡一郎(札幌市立西野第二小学校)

「健康なくらしとまちづくり」〜 持続可能な社会の実現を目指す第一歩 〜

 東日本大震災以降、本単元において電気を選択する事例への注目が高まっています。今回は、飲料水に関する学習により「節水」の大切さに気付いた子どもが、「北海道の販売電力量の推移(30年間で約2倍)」等の資料の追究を通して、「節電」の意味を明らかにし自分の生活を見直すきっかけとする学習展開です。北海道ならではの「冬季の電力使用量が多い」という事実から、この冬の具体的な取組について考えることで、資源・エネルギー問題に対する関心を高め、持続可能な社会の実現を目指すことができる、と考えています


B 【理科4年】授業者:元起 克敏(札幌市立発寒南小学校)

「電気のはたらき」〜光電池のはたらきと技術の進歩〜

 太陽光発電の普及が進み、様々な建物へ太陽光パネルが設置されているのを目にするようになりました。この単元で光電池を扱いますが、従来の学習では光電池の向きや角度を調整し、光を当てて発電することにとどまっていました。今回の授業では、様々なタイプの光電池を扱います。その特徴をとらえながら、長所と短所を明らかにし、短所を克服する人々の取組や技術の進歩に触れながら、実生活でのエネルギーの活用について見方や考え方が深まることを期待しています。


C 【総合的な学習の時間5年】授業者:徳本 亜美(札幌市立発寒南小学校)

「節電大作戦」〜エコライフに挑戦しよう〜

 本単元で扱う「節電」は今日の社会的要請であり、子どもたちもよく耳にしている言葉です。「なぜ節電する必要があるのか」を考えることを切り口に、エネルギー環境について目を向けさせたいと思います。本時場面は学校での節電作戦を踏まえた、家庭での節電結果の振り返りの場面になります。コンセントを抜くことから始まった節電が、さまざまな行動へと広まり、関わる人を増やすことでより多くの効果が上がることに気付かせたいと思います。この気づきを生かし子どもたちの次なる行動が生まれることを期待しています。


D 【家庭科6年】授業者:田中 恭子(札幌市立発寒南小学校)

「きれいにしようクリーン大作戦」
 〜きれいに掃除をして、出てきた不用品を有効に活用しよう〜

 本題材では、まず住まいを清潔に保つために掃除の学習を行います。掃除では整理整頓を行うので、不用品が出ます。不用品にはなりましたが、これらを製品にするためには、今は目に見えない様々なエネルギーを使って作られたはずです。不用品になったのだから捨てていいのでしょうか?その不用品になった“もの”の活用の方法を考え直し、自分にとっての不用品でも、必要としている人がいること、生かすためにいろいろな選択肢があることを学習を通して実感させたいと考えています。


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・公開授業【中学校】

E 【社会科2年】授業者:遠山 博雅(札幌市立米里中学校)

「北海道の自然環境とエネルギー問題」
 〜「北海道らしさ」を生かした取組を学び、足元から考える〜

 本授業では、地球規模の視点でエネルギー問題を明らかにしつつ、北海道のエネルギー事情の特色や、「北海道らしさ」を生かした再生可能エネルギーへの具体的な取り組みの例に触れていきます。「日本のエネルギー供給基地」となりうる北海道のもつポテンシャルに驚き、自分たちの未来に展望と期待感をもつとともに、一人の道民として、具体的に足元から行動しようという意識が生徒一人一人に芽生える授業になることを目指します。


F 【理科3年】授業者:伊藤 雄一(北海道教育大学附属札幌中学校)

「放射線」〜放射線を実感し、放射線の性質とその活用について考える〜

 生徒に放射線について聞くと、「人体に影響がある」「怖い」という答えが多く返ってきます。これらは生徒が放射線についてきちんと理解した上での考えではなく、漠然としたイメージによるものが多いのではないかと推測しています。本題材では、生徒が、実験を通して、放射線をとらえていくことで、放射線にこのような性質があるから、こういう危険性があるというように考えることができる姿を目指します。また、実際の福島(飯舘村、第一原子力発電所構内)のデータの読み取りなども取り入れ、福島をはじめ日本の現状や、今後のエネルギー問題や環境について正しい知識をもとに、思考、判断することができる力を養いたいと考えています。


G 【技術・家庭科1年】授業者:山口 剛(札幌市立もみじ台中学校)

「センサを利用した省エネルギーシステム」
 〜エネルギー環境教育を意識した計測・制御システムの学習〜

 生徒は、コンピュータをwebページの閲覧やメールなどに利用することが多いことが現状としてあります。そこで、センサ(光、温度、音(振動))とアクチュエータ(電化製品)を組み合わせながら、計測・制御システムを開発しコンピュータを環境に配慮した省エネルギー化に向けた道具として利用させたいと考えています。3年生が作成したプログラムが入っているオーロラクロックを各班で実際にアクチュエータを動作させ、1年生ではシステムを考えていきます。身の回りで活用されている計測・制御システムと省エネルギー化との関わりに気づき、エネルギー問題・環境問題を自分ごととしてとらえていく感性が磨かれることを期待します。


・公開授業【高等学校】

H 【物理2年】授業者:中道 洋友、福士 公一朗(北海道札幌北高等学校)

「エネルギーとその利用」
 〜原子力エネルギーを考えるワークショップ(言語活動)の展開〜

 原子力や放射線等について調べ学習を行い、KJ法などのシンキングツールを用いながらワークショップ形式により議論を深めていきます。本時では、グループ毎にまとめた内容をプレゼンテーションするとともに問題提起を行います。本ワークショップは、基礎的・基本的な知識を習得することに留まらず、科学的な思考力や表現力を向上させようとする言語活動として位置付けています。また、エネルギー環境問題を通して、社会と科学技術の関係性という視点から、科学的とは何かを考える機会としても活用していきます。本ワークショップが持続可能な社会の構築に向け、主体的に行動できる資質を養う機会となるよう期待しています。


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●お問い合わせ

<事務局>
〒060-0001 札幌市中央区北1条西5丁目 北一条三井ビル2F
北海道エナジートーク21(内)
北海道エネルギー環境教育研究委員会事務局 (担当)武田

TEL:011-251-9710/FAX:011-251-3974

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